アルバイトやパートなどの非正規雇用の方でも、介護職ならキャリア形成が比較的容易です。経験を積んで正社員になることもできますし、介護福祉士の資格を取得して給与アップも狙えます。将来的に独立開業して介護施設を運営する道もあるなど、多くの可能性を秘めた職業と言えるでしょう。介護の仕事は全国的に需要が高く、都市、地方を問わずに仕事があります。転勤が少ないのでお気に入りの土地を見つけて、ずっと働きたいという方にも最適だとされています。

介護職の給与は決して高いとは言えませんが、役職を得たりケアマネージャーの資格を取得したりすれば給与は上がります。学歴不問でキャリアアップができるのが魅力ですから、まずは3年間は頑張ってみることが大切だと言われています。仕事の相性というのは1～2ヶ月働いてもわかりません。自分には向いていない仕事だと思っていても、3年後には適職になっていたという話は少なくないです。また3年間の勤続をすることにより職歴として評価されるので、もし他の仕事に転職する場合も有利になります。

介護の仕事で得たノウハウはさまざまな場所で役立てることができます。特に両親と一緒に暮らしている方は、介護のノウハウを活かせる場面が多いです。両親の生活の質を向上させたり、入浴時の転倒やヒートショックなどを予防したり、親が快適、安全に暮らすための手伝いができるのです。介護の現場では高齢者とのコミュニケーション能力が求められますから、自然と高齢者との接し方が身につくのは介護職のメリットでしょう。